自動車整備士が年収アップを狙うには
自動車業界の仕事は他業界と比較すると、とりわけ給料が少ないというイメージが定着しつつあります。
しかし、どうせ働くなら給与は多ければ多いほど良いというのが人の常。
実際に多くの方が、本当は年収をアップしたいと考えています。
そこでは、本記事では、自動整備士としての仕事を続けながら給与をアップさせるための方法をご紹介します。
自動車業界で年収アップを実現する3つの方法
1.キャリアチェンジ 2.キャリアアップ 3.転職 |
1.キャリアチェンジ
給与を上げる方法の1つとして、キャリアチェンジという手段があります。本人の適正次第では、大きな結果を残すことで歩合やボーナスがもらえる、営業職などの職種の方が昇級のチャンスも多く、大幅な給与アップが期待できます。
しかし、「整備士として今後も活躍したい」、「整備士として積み上げたキャリアを捨てたくない」という方も多いはず。
年収・給与アップだけを考えてキャリアチェンジを行うのは、あまり得策とは言えません。
2.キャリアアップ
整備士として、かつ今現在勤めている会社で給与アップを望む場合、工場長やマネジメント担当者などへのキャリアアップという手段が考えられます。
ただし、この方法では社内事情に左右される要素が強く、本人のやる気や能力以上に、自分が就きたいポストに空きが出るかどうかという点が最も重要になるため、場合によっては長い年月が必要になります。
3.転職
昨今の自動車業界においては、多くの企業で人材不足が嘆かれており、業界全体で、労働環境の見直しが行われつつあります。その結果、「しっかりと受け入れ体制を整えて、良い人材に来てもらいたい!」という企業も増えているため、自動車整備士としての仕事を続けながら給与アップを目指すのであれば、転職をおすすめします。
転職で給与をアップさせるための3つのポイント
自動車業界の転職で年収アップを叶えるために、積極的に取り組んでいきたい重要なポイントが3つあります。
1.給与水準 2.評価・給与制度 3.給与交渉 |
1.給与水準
当たり前の話ですが、給与をアップさせる最も手っ取り早い方法は、給与水準の高い企業を見つけて、そこに転職することです。実際に、整備工場よりも自動車ディーラーの方が、給与水準が高いというデータもあり、企業選びをしっかりと行えば、自動車業界においても転職後の給与アップは十分に実現可能です。
しかし、そのような企業は人気が高く、募集が殺到してしまうため、求人サイトやハローワークに掲載したその日に枠が埋まってしまうなんてことも。
このような人気求人を逃さないためには、常日頃からアンテナを張り、求人サイトやハローワークの動向に目を光らせ、めぼしい求人が出てきたらすぐに飛びつくスピードが重要となります。
2.評価・給与制度
転職後の継続的な年収・給与アップという点にフォーカスした場合、転職先のベース給与額が高いかどうかと同じくらい、企業側の評価制度が充実しているかどうか、という点が重要になります。評価制度がきちんと整っている会社であれば、スキル・経験に応じて年収アップも期待できます。
逆に、今よりも年収ベースの高い企業に入ったとしても、年功序列の風潮が強い会社や、そもそもの評価体制が整っておらずスキルが給与面に反映されない会社では、継続的な年収アップが叶わず、再三の転職活動を余儀なくされることも。
ご自身のスキルや経歴が正当な評価を得られていないと感じたら、会社の規模にこだわらず、明確な評価制度を設けている会社を探してみるのがおすすめですが、そのためには、各企業のリアルな情報を手に入れなければなりません。
企業の風土や評価制度というのは外からは見えづらいため、よほどのツテがない限りは、内情を探るというは至難の技です。
3.給与交渉
給与アップを目的とした転職活動で欠かせないのが、転職先の企業に対して給与交渉を行うことです。
しかし、採用する側と採用される側という立場の違いから、どうしても求職者の方が及び腰にならざるを得ないケースが多く、なかなか本当の希望金額を伝えにくい、というのが実情だと思います。
また、仮に希望の年収を伝えられたとしても、ご自身の市場価値と、自らが提示した希望金額が釣り合っていない場合、採用自体が見送られる危険性も。
年収アップするにはエージェント
ここまでで、給与アップを目的とした転職活動の重要な3つのポイントをご紹介しましたが、年収アップのためには、かなりの時間・手間・準備が必要であることがおわかりいただけたかと思います。
このような転職活動の大変さを想像して、給与・年収アップを諦めてしまう整備士さんも多いかと思います。
そんな方に是非おすすめしたいのが、エージェントを活用した転職活動です。
転職エージェント利用が年収アップにつながる4つの理由
1.質の良い求人を多く抱えている 2.書類や面接の対策を行ってくれる 3.その企業が欲しい人物像を教えてくれる 4. 給与交渉を代行してくれる |
1.非公開求人
転職エージェントは、求人サイトやフリーペーパーなどでは公開されていない非公開の求人情報を全体の約8〜9割ほど抱えています。
企業が求人情報を非公開にする理由として特に多いのが、「人気がありすぎて、応募が殺到するのを避けたい」というもの。
つまり、非公開の求人情報を多く抱えているエージェントを利用すれば、通常では出会えないような好条件の求人情報にたどり着くことができる、ということになります。
実際に弊社のアプキャリで公開している求人も氷山の一角でしかなく、他にも良質な求人を数多く抱えています。
また、エージェントのキャリアアドバイザーは紹介先の企業に関する深い情報も把握しているので、求人票だけでは知り得ない情報についても詳しく聞くことができて、自分の条件に合う企業を選びやすくなります。
2.経歴の整理と面接対策
転職活動においては、転職先に自身の価値をアピールするための実績やスキルを整理する必要があります。
ですが、実際に自分の能力を客観的な視点を持って判断するのは非常に難しいもの。
そんなときは、転職エージェントを上手く活用しましょう。
転職エージェントのキャリアアドバイザーは、客観的な目線から、求職者のアピールポイントを上手に整理することができ、効果的な面接対策を行えます。
3.企業とのコネクション
エージェントのキャリアコンサルタントは、各企業の人事担当との情報交換を随時行っているので、それぞれの企業が求職者に求めているスキルや経歴を細かく把握しています。
そのため、エージェントは求職者に対して「この会社は自動車整備士の資格と接客のスキルを持つ人材を求めているので、前職の業務経験が面接時にアピールできます」という具体的なアドバイスができ、転職の際の給与アップの材料探しが明確かつスムーズになります。
また、企業のことを深く知っているからこそ、転職後のミスマッチも少なく、業務内容や社風といった、働き続けるための重要ポイントも踏まえた求人提案が可能です。
4.年収アップ交渉
企業との給与交渉は、エージェントにとって得意分野の1つです。
理由として、エージェントは企業と対等な関係にあり、かつ、企業側の提示可能金額を把握しているため、企業と求職者との間に立つ、第三者としての中立的な視点で給与交渉を行うことができ、現実的な提案が行えます。
エージェントによる交渉サポートの一例として、求職者が最も行きたい企業よりも提示額が高い企業があった場合などに、他社の提示額を材料として給与交渉を行い、その結果、求職者が行きたい企業の提示金額が上がった、といったケースも多々あります。
転職エージェントを利用するなら、自動車業界特化型がオススメ
ここでは、自動車業界特化型エージェントの「アプキャリ」と、大手の総合エージェントを比較してみました。やはり、転職での給与アップを目指すのであれば、好条件な企業を探すための求人数、面接対策や給与交渉で有利に働く、業界に精通したコンサルタントが多く在籍しているといった面で、自動車業界特化型のエージェントが圧倒的におすすめです。
気づいた人は、もうすでに動き出しています
自動車業界の働き方が変わりつつある今、業界の流れを掴んでいる人たちはすでに行動を起こし、転職活動によって、年収・給与アップを実現しています。
ここでは、弊社のエージェントサービスを利用して転職活動を成功させた先輩整備士たちの体験談をご紹介いたします。
Aさん 500万円→570万円(45歳、経験25年)
自動車整備士を約20年する中で、技術の向上はもちろんマネジメントにも挑戦したいと思い転職活動をスタートしました。希望であった管理職でのオファーを頂き、年収も大幅にUPできました。担当コンサルタントの方には感謝の気持ちでいっぱいです。
Bさん 350万円→450万円(34歳、経験15年)
憧れていた輸入車ディーラーでメカニックとして働きたいと思い転職活動をスタートしました。無事、第一希望の輸入車ディーラーから内定を頂くことができました。担当コンサルタントの方には面接対策をしてもらったり、年収交渉を頂いたりと本当にお世話になりました。
Cさん 380万円→420万円(29歳、経験10年)
某ディーラーで自動車整備士をしていましたが、勤務時間が長いわりになかなか給与アップができずにいました。子供ができたことを機に転職活動をスタートしました。結果として年収を上げられただけでなく、日祝休みの企業から内定を頂きました!親身に相談にのって頂きありがとうございました!